資産運用全体のなかの一部として保険を考える
こんにちは、むっくです。
当ブログをご覧頂き有難う御座います。
保険ってあまり詳しくなくてよくわからないんですが、
掛捨保険と積立保険を比べた、勉強になる話があったので記録します。
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A:月々5,000円支払いの掛捨保険
B:月々25,000円支払いの積立保険(70歳満期で1,900万円受取り)
※共に死亡時1,900万円の受け取り
こんな2つの保険があったとします。
(実際にこんな保険があるかは分りません、あくまで作り話として捉えて下さい。)
例① 早くに亡くなった場合(30歳で保険契約、50歳で亡くなる)
A(掛捨):120万円支払、1,900万円受取=1,780万円
総支払額=0.5万×12ヶ月×20年間=120万円
B(積立):600万円支払、1,900万円受取=1,300万円
総支払額=2.5万×12ヶ月×20年間=600万円
早くに亡くなってしまう場合は掛捨に軍配が上がりました、AB差は480万円です。
例② 長生きできた場合(30歳で保険契約、70歳まで生きる)
A(掛捨):240万円支払、受取り無し=-240万円
総支払額=0.5万×12ヶ月×40年間=240万円
B(積立):1,200万円支払、1,900万円受取=700万円
総支払額=2.5万×12ヶ月×40年間=1,200万円
長生きできた場合は積立に軍配が上がりました、AB差は940万円です。
差も大きくなりましたね。
以上のことから私が思ったことは
・平均寿命を考えてもおそらく長生きするだろうから積立のほうが良いのかな
・①②のどちらのパターンでもプラスになるんだし積立のほうが良いのかな
・長生きしたときのABの受取り額の差を考えれば積立のほうが良いのかな
ということでした。
そしてここで一つの選択肢が提示されます。
「そもそも月に2.5万円も保険掛けられる余裕あるなら、2万円を貯金すればいい」
この選択肢は重要です。
これをC(掛捨+貯金)として、先ほどの例に戻って比べてみましょう。
例① 早くに亡くなった場合(30歳で保険契約、50歳で亡くなる)
A(掛捨):120万円支払、1,900万円受取=1,780万円
総支払額=0.5万×12ヶ月×20年間=120万円
B(積立):600万円支払、1,900万円受取=1,300万円
総支払額=2.5万×12ヶ月×20年間=600万円
C(掛捨+貯金):120万円支払、1,900万円受取、貯金480万円=2,260万円
貯金額=2.0万×12ヶ月×20年間=480万円
BC差は960万円にまで広がります。
例② 長生きできた場合(30歳で保険契約、70歳まで生きる)
A(掛捨):240万円支払、受取り無し=-240万円
総支払額=0.5万×12ヶ月×40年間=240万円
B(積立):1,200万円支払、1,900万円受取=700万円
総支払額=2.5万×12ヶ月×40年間=1,200万円
C(掛捨+貯金):240万円支払、受取り無し、貯金960万円=720万円
貯金額=2.0万×12ヶ月×40年間=960万円
なんとCがBを超えるんですね、とても面白いです。
これなら、亡くなる時期が早いか遅いか関係なく掛捨保険が有利になりますね。
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最低限の掛捨保険とそのほかに定期貯金等を行うことが良いようです。
保険の営業マンに「掛捨と積立とどちらにしますか?」と聞かれると
つい保険という枠の中で答えを出してしまいがちですが、
貯金と保険の両方を一緒に考えて、どのくらい分配するか考えると良さそうです
出来ればもっと広く、資産運用全体のなかの一部として保険を考えると
更に良さそうですね。
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これらに使うお金はすべて等しく自分の資産であり、
どう使うかということが資産運用です。
使う金額・期間、リスク・リターンが違うだけです。
資産運用は難しい、でもだからこそ勉強のし甲斐もあります。
これからもひとつひとつの項目を勉強し、精進していきます。
今回の記事は以上です。
最後までお付き合い頂き、有難う御座いました。